台湾でTOCFL受験!当日失敗しないために必要な7つの事

 
くまお
この記事は、台湾でTOCFLを受験したい人におすすめです!

TOCFLは、台湾の多くの大学、語学学校、企業が参考基準とする中国語能力の検定試験です。

私は在台13年ですが、語学学校に通ったことが無く、自分の実力がどれくらいのレベルなのかを試すため、今回初めて TOCFL を受験しました。

まずは公式模擬テストを受けてみよう

TOCFL公式HPから、オンライン模擬テストを受けることができます。本番と全く同じ方式なので、まず試しに受けてみると、雰囲気が分かります。会員登録も不要ですよ!

【Band A入門・基礎級】は指導語:日文 を選ぶと、試験の説明が日本語で表示されます。

【Band B進階・高階級】、【Band C 流利・精通級】は試験の説明は中文のみです。

台湾での試験では繁体字のみが使用されます。

台湾以外(日本など)で受験する場合は、繁体字と簡体字が選べます。

自分に合ったレベルを選ぶ

TOCFL公式HPのオンライン模擬テストでは、テストを終了した時点で、自分の点数が画面に表示されます。自分の実力と同等、もしくは少し上のレベルを選びましょう。

私は模擬テスト結果が、あと数点で【Band C 精通級】だったので、精通級を目指して勉強しました。

早めの申し込み

余裕をもって、早めに申し込み手続きをしましょう。

申し込みはこちらからできます。華語文能力測驗線上報名系統

私はテストの一か月前にギリギリで申し込んだので、家事をしながら、スキマ時間を使って勉強しました。

前日までにすること

✔ 受験料の支払いを済ませる
✔ パスポート又は外国人居留証を準備しておく
✔ 会場までの道のりをシュミレーションしておく
✔「考試通知信」で試験日、時間、会場などを確認する。
  (試験日の5~2日前にメールアドレスに届きます。)

当日にすること

時間に余裕を持って動く

1時間前には会場に着くようにしましょう。

私はうっかり地下鉄を乗り過ごし、朝ごはんのバナナを買うためにコンビニを探し、レジで5人待ちしてかなり焦りました。

会場内のトイレの位置を確認する

特に女子トイレは試験開始直前に混むので、先にトイレを済ませておきましょう。

当日の持ち物

  • パスポート(または居留証)
  • 鉛筆
  • アナログ時計
  • 携帯(「考試通知信」の自分の受験番号、教室などを控えておく)
  • 上着、ストール(台湾の冷房は日本に比べてきついです)
台湾受験の場合、受験票は発行されません。メールの控えを携帯に保存しておきましょう。

試験開始前の様子

ここからは、私の体験をご紹介します。

私の試験会場は、国立台北教育大学でした。

建物内に入ると、教室の外で多くの受験者が待機していました。

日本人が数名、アジア系外国人大学生が大勢、ヨーロッパ系学生が少数、といった割合でした。

会場に入る前に、試験官が廊下の受験生に向けて試験の流れを説明し、受験者は並んで教室に入りました。この時点で携帯の電源を切ります。

携帯のバイブ音、電子機器の音が鳴ると退場となるので注意しましょう

入室したら、受験者の荷物は全て教室の前に置きます。かごや仕切りがなく、試験官がいる黒板の下にじかに置かなければいけないので、手荷物はしっかり蓋ができるものが安心です。

席に着くと、試験官が受験者の顔と身分証明書を見比べて一人ずつチェックしていきます。

私が試験を受けた教室には時計がありませんでした。デジタル腕時計は禁止されているので、試験の時間を把握するためにも、必ずアナログ腕時計を用意しましょう。

いざ本番!何事にも動じない集中力

各座席の左右にはコロナ対策として、仕切り用の段ボール板が設置されていました。

試験開始前、私の隣りの席に若い女の子が座りました。そして超ご機嫌に机を叩き、鼻歌を歌い始めました!

 
わ~超自由ね!

今回私は電腦化適性測驗CATを選んで受験しました。

試験は、各自ヘッドホンをしてスタートしました。が、他の受験者のヘッドホンの音が漏れて聞こえて来ました。う~ん…

試験中、気づくと隣の女の子の仕切り段ボールがだんだんこちらにせまってきました。ひじをついていたのでこちらに押し出されてきたのでしょう。そのままでは私の領域が狭くなるので、えいっと押し返したら引っ込みました。

電腦化適性測驗CATは、コンピューターが受験者の適性を判断しながら問題を出していくので、出される問題数、内容がそれぞれ違います。早く終了した人から退室します。
試験終了した受験者が、次々と教室の前に置いておいた荷物を持って退室していくのですが、私のカバンには貴重品や携帯が入っていたので、そのたびにハラハラしました。

そして、教室の外の廊下では、外国人学生たちが大声で談笑を始めます(怒)

試験官に手を挙げて、静かにしてもらうようにお願いしました。

 
私まだ試験中なのに…泣
 
集中力が足りないんだ!がんばれ!

最後は教室に私ひとり。最後の0秒まで粘りました。(問題が終わらない…泣)

結果、試験時間いっぱいいっぱい使いました。

試験の内容

特に印象に残ったのは、リスニングの最後の問題です。

えっ、早口言葉ですか?けんか売ってるんですか?3倍速にしてますか?
というくらいの、あり得ないくらいのスピードでした。ニュースや政治討論番組でも聴いたことのないスピードだったので、びっくりを通り越して笑ってしまいました。(私のレベルがまだまだということです)

試験後、パソコンの画面上にパッと結果が表示されるのですが、結果は流利級でした。

次回は、筆記マークシート方式でリベンジしようと思います。

以上、台湾でTOCFLを受験する際にもっとも大切な事は、何事にも動じない集中力です。

少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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