みなさんこんにちは!台湾在住12年のにこにこです。
今回は台湾のコロナ復興クーポン【新興三倍券】についてご紹介します。このクーポン券、台湾の方と結婚している台湾在住の方も利用することができます。台湾国籍を持つ小さいお子さんも受け取ることができますよ。台湾行政院から発表された情報をわかりやすく日本語でまとめてみました。
【新興三倍券】って何?
コロナショック後の経済を刺激するため、台湾政府が発行するクーポン券です。1000元で3000元分のクーポンを購入します。実際には、国民が自分のお財布から1000元を自己負担し、政府から2000元(日本円にすると約7000円)もらう仕組みです。
クーポン券の印刷にかかった費用はなんと、9億元!でも、クーポンによる効果は1000億元になると見込まれています。
誰がもらえる?
- 中華民国国籍の人(年齢制限無し)
- 2020/12/31までに生まれる赤ちゃん
- 居留証をもつ外国籍配偶者←台湾人の夫、妻を持つ日本人の方
いつから使える?
2020年7/15~12/31まで
クーポン券の申請・受取り方法・使い方
紙のクーポンorキャッシュレスから選べます。
紙のクーポン券
【申し込み方法】
まずは簡単な郵便局での手続きから。
郵便局で
7/15以降、身分証明証+国民健康保険証を持参し、窓口でクーポン券を受け取ります。
次にコンビニでの手続き方法です。こちらはマスクの購入手続きと同じです。並ばずに買えるのがメリットです。予約方法は二種類あります。
コンビニで (セブン、全家、OK, ハイライフ)
手続きの期間は2回あります。7月は、夏休みの国内旅行でクーポンを利用する人が多いので、早めの予約をおすすめします。
①予約販売期間7/1~7/7 → 受取り期間7/15~7/31
②予約販売期間8/1~8/7 → 受取り期間8/15~8/31
【コンビニ店頭での申し込み手順】
①コンビニの店頭端末に保険証を挿入し、携帯番号を入力する
②明細を確認して、レシートを発行する
③レジで1000元を支払う
④15日以降、コンビニの店頭端末に保険証を挿入し、携帯の簡易メッセージに届いた取貨序號を入力する
⑤レシートを発行し、レジでクーポンを受け取る
【ネットでの申し込み手順】
①振興三倍券公式HPで申請
②カード端末機に保険証を挿入するor 健保快易通appで検証コードを取得する
③コンビニ、スーパー、薬局から受取り店舗を選ぶ
④支払い方法を選択する(クレジットカード払いor 払い込み用紙印刷)
⑤コンビニ受取り 15日以降、コンビニの店頭端末に保険証を挿入し、取貨序號を入力、レシートを発行し、レジでクーポンを受け取る
⑥スーパー、薬局受取り 15日以降、身分証明証と取貨序號を持って、受け取り店舗のカウンターでクーポンを受け取り、サインをする
【使い方】
おつりは基本もらえません。お店によってはおつりを出してくれることもあります。
キャッシュレス決済
・クレジットカード
・スマホ決済(台湾ペイ、LINEペイ、街口支付、悠遊カード、iPASSなど)
・電子マネー(悠遊カード、iPASSなど)
【申し込み方法】
先にオンラインで三倍券の申請をしておきます 振興三倍券公式HP
【使い方】
申請後3000元以上消費すると、2000元キャッシュバックされます。
クレジットカード ➡翌月の請求書で、請求額から2,000元が差し引かれます
スマホ決済 (台湾ペイ、LINEペイ、街口支付) ➡アプリの口座に2,000元が振り込まれます
電子マネー(悠遊カード、iPASS)➡コンビニでカードに2,000元チャージできます
未成年者の受取り方法
未成年者の受取り方法は3種類あります。
①紙のクーポン券
【必要なもの】 親と子の健康保険証
【申請方法】コンビニ予約or郵便局の窓口申請 (上記と同じです。)
②15歳以上の場合は、親が契約している台湾発行のクレジットカードの家族カードがあれば入金できます。
③電子マネー(悠遊カードなど)各社HPで三倍券の申請をします。
ここでは悠遊カードの場合を説明します。
【必要なもの】 子の健康保険証、悠遊カード、学生の場合は学生証(写真を撮って送信します)
【申請方法】悠遊カード記名のHPで個人情報を登録します。
次に、悠遊卡綁定振興三倍券のHPで三倍券の申請をします。
どこで使える?
百貨店、商業施設、飲食店、書店、美容院、ネイルサロン、ライブ、夜市、伝統市場、旅行、宿泊施設、展覧会など
クーポン利用対象外の店、買えないモノ
ネットショッピング(PChome、momo、蝦皮など) 、タバコ、保険、株券、納税、罰金や各種支払い、国民年金の支払い、クレジットカードの支払い、商品券の購入、チャージなどには使用できません。
まとめ
いかがでしたか?普段の買い物、家族旅行、食事など、使い道がたくさんありますね。私も欲しいものがいっぱいありすぎて、いろいろ考え中です。
新住民(結婚して台湾に移住してきた外国籍者のこと)も台湾の一員と考える台湾のこの制度をしっかり利用して、みんなで台湾の景気回復を後押ししていきましょう。スムーズな手続きのお手伝いができれば嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!