夕陽が美しいことで有名な淡水ですが、淡水漁人碼頭(Tamsui Fisherman’s Wharf)まで足を運んだことはありますか?淡水河や観音山を真正面に望み、夕焼けを眺めながらカフェでまったりしたり、クルージングやサイクリングも楽しめる観光名所です。
今回ご紹介する淡海ライトレール(LRT)は、淡水の市街地と淡海ニュータウンを結ぶ交通機関です。
2018年に開通し、2020年に新たに3駅(台北海洋大學站、沙崙站、淡水漁人碼頭站)が開通しました。
今回さっそくLRTに乗って、淡水漁人碼頭まで行ってみました。
始発駅は紅樹林站。台北方面からは、MRT淡水信義線で台北車站から紅樹林站まで向かいます。所要時間は約30分。紅樹林站でMRTからLRTに乗り換えます。
MRT紅樹林站のホームを降りて、淡海輕軌(LRT)方向へ進みむと改札が。まずはMRTの改札を出ます。出てすぐ右にライトレールのチケット販売機があります。
紅樹林站から淡水漁人碼頭站までは片道30元です。
淡水河をイメージした水色の車両の他に、台湾の絵本作家ジミー・リャオのキャラクターのカラフルなラッピング車両が走ります。
車内にはウサギが座っていました。(座席に固定されています。)
私の横には帽子の上にリスを乗せた女の子が。
車両内は広いですが、座席は少なめです。地下鉄と同様、飲食禁止なので清潔に保たれています。ガムをかむだけでも違反になり罰金が課せられるので気をつけましょう。
ライトレールはゆっくり進むので、車両の大きな窓から淡水河を眺めることができます。
降りるときは、降車ボタンを押すとドアが開きます。
ライトレールの構内に入るときは青色の改札「進站」で、出るときは、赤色の改札「出站」でチケット、ICカードの悠遊卡(悠遊カード)をかざします。
クレジットカードやアップルペイなども同じようにかざして使用できます。
淡水漁人碼頭站に到着しました。
他の駅は無人の駅が多いのですが、こちらにはインフォメーションセンターやトイレがあり、駅員さんも常駐しています。
駅の横ではライトレール開通記念グッズを売るお店がありました。
列車の刺しゅうがついたポーチやパスケースなど、可愛いデザインのものがたくさんありました。
ゼンマイ仕掛けのミニ列車は鉄道マニアの方々にも人気だとか。ペットボトル飲料水は定番商品だそうです。
案内に沿って進みます。「往」とは「~へ」「~行き」という意味です。
正面に見えるのは、八里にある観音山です。歩道からは、淡水と八里を結ぶ淡江大橋が建設されているのが見えました。完成予定は2024年。将来、ライトレールも八里まで開通する予定です。
福容大飯店の中には、台湾で知らない人はいないシェフ、阿基師(アーチースー)の手がけた観海茶楼(レストラン)があり、飲茶を楽しめます。
今回ライトレールに乗ってみて、バスに乗り換えて行くよりも、ゆったり快適に移動することができました。今後、このライトレールは淡水老街にもつながる予定なので、淡水の観光がますます快適に楽しめそうです。皆さんもぜひ利用してみてください。